猿板

遊山黒子衆SARUの記録

冬至の剣山遊山 大晦日

夜明け

 一泊登山の醍醐味は
何と言っても夜明けだろう。
今日は快晴が約束されている様だ。


◆待つとき
 「お酒のアテにどうぞ」
八ちゃんの写真集を見ながら
お酒と共に夜明けを待つ一時
三代目からお心を頂いた。



◆変化のとき
 今日は沢山登ってくる様だが
晦日の朝は山は静かだった。
                
そして風景も
穏やかに変化した。



私は日の出より
徐々に視野に浮かび上がる
四国の峰々を眺める方が好きだ。
             
◆温まるとき
 山の朝はおじやがいい。
足の先まで温まる事を感じ
生きている実感が湧く。
 今日の朝に感謝しよう。



昨夜用事で上がれなかった
山神様がやっと小屋に帰ってきた。
                    
「あんたらに会わな
  一年が終わらんろう」
 こちらこそですよ。
来年もよろしくお願いします (^_^)



◆帰るとき
 山神様は
私たちが見えなくなるまで
手を振り見送ってくれた。
                   
 なぜ山に登るのか?
「そこに山があるから(Because,it is there)」
私たちはそこに待っているものがいるから。



 それもありだよね。
ねっ 和宏さん tochiko。
 来年はどんな道を歩こうか。
                  



  神の山仏の山も眠りけり  福田蓼汀