猿板

遊山黒子衆SARUの記録

白露の剣山遊山 転

樅帯

 樅林が明るくなり
森の最前線が近いことを告げる。
秋の日差しでコントラストが
強くなった気がする。


◆自然の原理
 「ナナカマドが実を付けちゅう」
 ナナカマドの果実は長持ちする。
これはソルビン酸を多く含んでいるためで
食品保存料として広く利用されている。



◆秋の風
 「空気が変わったね」
日差しはまだ強いが
風が涼しいものに変わり
               
足下には秋の花が咲き始めた。
 「今日はお天気がえいき
   リンドウも綺麗に咲いちゅう」



◆天高く
 西島リフト駅は賑わっていた。
ちょっと汗かいてお出かけし
ちょこっと美味しいものを食べる。
この頃はその程度でいいと思う。
               
上層の巻雲と下層の積雲が共存し
季節の変化を告げている。



ススキが穂を開き始めた。
 「秋近しやね」



               


  りんどうに白雲うごき薄れけり  柴田白葉女