猿板

遊山黒子衆SARUの記録

和宏さんの花巡礼「銅山越」 卯の花

tochiko

 6月4日四国は梅雨入りし
不安定な天候が続いているが
まだまとまった雨は降ってない。


◆瀬戸内海へ出る
 「天気予報外れまくりやねぇ」
 日曜日に予定していた
遊山は土曜日に変更となった。
 前線は気まぐれだから仕方ないね。



昨日の雨天から回復に向かい
山に架かった雲は南に流れていた。
 いい感じだと思うよ。
                       
◆嶺南に抜ける
 日本最大の活断層中央構造線」が
巨大な力で瀬戸内海の海抜0mから
一気に標高1,800mまで大地を持ち上げ
造り上げた山塊が伊予の法皇山脈



 その日本では三カ所しかない
特異な地形に生きる高嶺の花を求め
和宏さんと西赤石山を訪れる事にした。


                     
 法皇山脈を貫く隧道を抜け
吉野川最長の支流「銅山川」を遡る。
ここは古くは砂金が採れたことから
金砂川とも呼ばれていた。



◆初夏の終わりに
 私たちは日浦登山口から
小足谷川に沿って登り始めた。
                  
 季節は小満のおわり
鮮やかな春の花から
清楚な夏の花に移ろうころ。



 卯の花の 匂う垣根に
   時鳥(ほととぎす) 早も来鳴きて
     忍音(しのびね)もらす 夏は来ぬ
                           


  卯の花は日をもちながら曇りけり  千代女