ケヤキ平の最深部には
この森の主がいらっしゃる。
その木を里人は「猪伏の大トチ」と呼ぶ。
◆木霊の住処
樹高30m推定樹齢600年を超え
長年この地を見守り続けてきた
まだまだ若々しいトチの大木は
森の神的な風格すら感じる。
◆水を頂くこと
風雨に強い石灰岩は
低温水の浸食には弱く
地下に空洞が出来る事多く
豊かな地下水を持つ事が多い。
今日の和宏さんの口福は
この森の湧き水を使ったお素麺。
年間通じて約10℃の水温を保ち
キュッと締まった素麺は気持ち良かった。
もちろん涼しい森で呑む
ビールを冷やすにも良い温度 d(^o^)
◆小満の節
魚、鳥、花、虫
成長の喜びと力で
生き生きしている。
野山は緑一色
葉の間を吹き抜けてくる風が
初夏の香りを運び
木の下から見上げると
若葉の緑がお日様に溶けて美しい。
実感したい夏のはじまり。
新緑の香に新緑の風を待つ 稲畑汀子