猿板

遊山黒子衆SARUの記録

和宏さんの花巡礼「稲叢山」 燃ゆる

稲叢ダム

 薄暗い植林帯を抜け
山上に造られた人工湖
稲叢ダム湖を見下ろす
稜線に上がり一本立てた。


広葉樹林
 芽吹きの広葉樹林には
春の日差しを冷ますように
強い風が吹き付けていた。



 「栃の芽吹きが始りゆうで」
                     
ミツバツツジ
 土壌の乏しい頂上部に近づき
ミツバツツジ達が現れる。



岩場やガレ場など
厳しい環境を好む強い命は
今年も可憐な花を咲かせてくれた。
                     
アケボノツツジ
 そしてこの山の見せ場は
頂上付近にあるアケボノツツジ



例年はGWを過ぎて咲き始めるが
今年は10日以上早いようで
この日ちょうど見頃を迎えていた。
                     

 「今年は花の数が凄いね!」
四国はミツバにつづき
アケボノも表年のようだ。
                     

ソメイと見間違うほどの花の数
それはまるで花の滝のようだった。
                    


  死ぬものは死にゆく躑躅燃えてをり  臼田亜浪