猿板

遊山黒子衆SARUの記録

和宏さんの花巡礼「木屋平の桜」 残花の谷

表紙 徳島道

 「緑がモコモコしてきたね」
2016年最後の桜巡礼は
阿波木屋平の山間集落を訪れた。


吉野川を渡る
 なおことのぞみと共に
四国三郎吉野川を渡る。
 「お天気は花曇りやね」



◆寄り道
 「新居さんとこ寄って行こうや」
畑仕事をしていらっしゃるのは
山神様のようやね。
 「やあやあ いらっしゃい」
                     
4月末の小屋開けをひかえて
葱たち野菜も順調に育っていた。
ヒュッテの食事は手作りに寄るもの。
 「干し椎茸でも持って帰って」 m(_ _)m



穴吹川を遡る
 穴吹川に沿った国道は
春の紅葉色に染まり始め



道端には山吹やシャガが咲き
新しい季節の訪れを告げていた。
                 
◆変化のとき
 「ここのしだれ桜は
   見頃を過ぎちゅうねぇ」
           
          
 いや残花だって
変化の時のいい風景
これが今日の一期一会。



 奥の桜が楽しみだね。


                   



  さかのぼりゆくは魚のみ残花の谷  大井雅人