木蓮が散る頃
桜の便りが聞こえてくる。
私はこの花をまず注目して
桜の開花を予測する。
◆咲くら(咲くものたち)
木蓮は恐竜の時代から
春を告げてきた日本最古の花木。
今年も木蓮が終わる頃桜が咲いた。
◆春のお彼岸
山道がはじまる
筆山の常緑樹たちは
春に葉を更新するため
落葉と共に森が明るくなった。
土佐藩主山内家の森を抜け
庶民の山皿ヶ峰に入り
春の彼岸のお墓参りを
多く見かけた。
◆庶民の山
皿ヶ峰は庶民の墓所。
風景が開け春の空が気持ちいい。
「山桜が楽しみやね ♪」
ここはいつも良い風が吹く。
ご先祖さまが風となり
子孫を見守っている様に感じる。
◆桜の国
皿ヶ峰を下り
南嶺主稜線を目指す。
この高度感が良いんだなぁ〜♪
南嶺の山麓に山桜が咲いている。
この頃になると日本って
桜が多い国だと改めて感じる。
お彼岸のきれいな顔の雀かな 勝又一透