猿板

遊山黒子衆SARUの記録

tochikoな山歩き 春霞の向こう 

寒風山

 
 下津池からの道が通行止めとなっていたため
目指した山の隣
寒風山を目指すことにしました。





 桑瀬峠からは
東西に延びる山々と
瀬戸内海が見渡せます。


                         


 急登を登りながら振り返ると
伊予富士の北斜面が見えます。
ここは山のお父さん、お母さんの故郷
基安鉱山跡



              
 

 振り返れば1998年の初冬
お父さんに「基安鉱山に行ってみたいな」
ってお願いした時
わざわざ山を下りて案内してくれたお父さん。


                       


 日照時間も短く厳しい谷
標高1168m辺りの鉱山跡地は
いまでも鮮明に覚えています。



 

「のぞみちゃん あそこにね
 鉱山があって集落には500人も住みよったがで」

一緒に歩く山仲間と
思い出を共有できる事も嬉しい。


 ここには思い出が多すぎるね。


                        


時は後戻りできなから
あの時勇気を出してお願いして良かった。
そして、こうして時々でも思い出す事が
大切なのだと思います。


 山でお別れした
大切な友達にも



   ねえ
  逢いに来たよ。
 

                                      雪嶺の中まぼろしの一雪嶺  岡田日郎