暖かい太平洋から短い距離で
標高約2,000mまで駆け上がる
急峻で複雑な地形を持つ土佐は
辿り着いた命達に生きる場を与えた。
◆植物大国「土佐」
日本に自生する植物の
半数があると言われる土佐。
その亜熱帯から亜寒帯性植物まで生きる
豊かな植生が土佐の偉人を生んだ。
◆私は草木の精である
『人の一生で
自然に親しむということほど
有益なことはありません。
人間はもともと自然の一員なのですから
自然にとけこんでこそ
はじめて生きているよろこびを
感ずることができるのだと思います。
自然に親しむためには
まずおのれを捨てて自然のなかに
飛び込んでいくことです。
そしてわたしたちの目に映じ耳に聞こえ
はだに感ずるものをすなおに観察し
そこから多くのものを学びとることです。』
牧野富太郎
「田植えが始まっちゅうで」
そうやね。
人の暮らしも
春に向かっているんだね。
風さきを花びらはしる田打かな 山上樹実雄