猿板

遊山黒子衆SARUの記録

寒露の剣山遊山 遊山

山小屋の朝食

 変化の時に心震わせ
手作りの朝食を頂いたら
あとはどうしようかなぁ〜?
 「もう一寝入りしようよ!」


◆物見遊山
  「物見と遊山」とは見物して遊びまわること。
 江戸の人々は「人間一生、物見遊山」と思っています。
 生まれてきたのはこの世をあちこち寄り道しながら
 見物するためだと考えているのです。



◆賢者の言葉
 自分の努力をこれみよがしに人に見せるのは野暮だ。
 たとえ必死の努力をしていたとしても、
 いつも涼しい顔をして
 「ヒマだね」くらい言っている人は粋だ。
                        
 大きな声で主張したり意欲的にモノを言う
 ガツガツした人も同様に野暮だ。
 いくら真剣でもその真剣さを見せずに
 ヒラヒラと軽やかに振る舞う人は粋だ。



                        
 登山でもこんな時は行動するなとか
こんなものを持って行けと言う人がいる。
「移動」「幸福追求」は国民同意の権利。
 その人たちは神様だろうか?



◆帰り道
  これらの考え方は
 現代的思考にどっぷりつかった人には
 相容れないかもしれない。
 右往左往しないで効率的に一直線に
 行くことがいいという価値観だからだ。
                    
 江戸では無駄を尊び
 無駄の中に面白さを見つける。
  「人間一生、物見遊山」
 にこにこ笑ってらくーに生きれば
 にこにこ笑ってらくーに死ねる。



                      災難に逢う時節には災難に逢うがよく候
                        死ぬる時節には死ぬがよく候
                          是はこれ災難をのがるゝ妙法にて候 かしこ
                                                       良寛