猿板

遊山黒子衆SARUの記録

秋分の筒上山遊山 秋の色

霊峰望む

 丸瀧山修験場に着けば
目の前に霊峰が現れる。
 「墓場尾根も染まりゆね」
明日猟師Kさんは行くろか?


◆昼の月
昼間に薄く見える月のこと。
転じて見えているけど
存在感が薄いものを例えて言う。
 良い風景だなぁ〜♪



◆やせ尾根のこと
 丸滝山から尾根に乗り
筒上山への鞍部へ向かえば
目指す頂上部が現れる。
                           
 「橋も随分古びたねぇ」
 森の回廊の向こうが
明るくなってくる。



石鎚山系の森のこと
 剣山系より石鎚山系の方が
紅葉の色合いが鮮やかに感じる。
                
生物の大きさは容器に比例する。
森の規模が大きいほど
命に宿る力が大きいかも知れない。



◆頂に近づくころ
 森に分け入るごとに
秋色は濃くなってゆく。
                     
頂上を成す岩場を
古びた階段で登れば
                
森の向こうに紅色に染まった
ツツジたちが見えはじめた。



                               舞茸の裏より上がる昼の月  飯塚ゑ子