猿板

遊山黒子衆SARUの記録

処暑の入り剣山へ 風のこと

置き土産

「ちゃんと帰りには
   減っちゅうがやき」
 そりゃぁそうですよ。
また和宏が来たって言ってますよ。
◆光のシャワー
 お盆を過ぎたら山が変わり
涼しい風と澄んだ光の中を歩く
 100%幸せと感じる一時。



◆つばめつばめ
 一旦森を抜け
秋の空に飛び出す。



「河童ちゃん!
  つばめがどっさりおる!!」
 ヒナが巣立ったんだね。
                          
  花は楽しく野に咲き
   鳥は大空でさえずっている
    あなたは何を悩んでいるのだ。



                     
◆頂へ
 森の最前線に生きる
ダケカンバの夏は短く



野の花たちは
秋の訪れを告げる。
               
 「気持ちいい風やね」
台風が抜けたら
もっと涼しくなると思うよ。


                          


  つばめつばめ泥が好きなる燕かな  細見綾子