猿板

遊山黒子衆SARUの記録

猟師K歯医者さんの山歩き「寒風山」 碧い空

コメツツジ

 「久しぶりやねぇ」
四国の高山で梅雨時期に咲く
コメツツジの花が風に吹かれ
身に纏った雨粒を落としている。


◆風が吹くこと
 東西に尾根を張る寒風山に
瀬戸内の風が一気に駆け上がり
雲となり冬場は美しい霧氷に変わる。
この風が寒風山の名の由来でしょう。

◆変わること
 「河童予報大当たりやね!」
強い風と共に雲が開き青空が現れる。



                            
◆心喜ぶこと
 青い空に泳ぐ筋雲が
前線が後退した事を告げている。



 「これに会うために来たがよぉ」
心が震えシャッターを切る。



 「北は雲海やねぇ〜♪」
自然は変化の時に美しい表情を見せ
最初から晴天ならこの感動はない。


                  
人生もその様なものでしょうね。



                            雲海や一天不壊の碧さあり  大谷碧雲居