猿板

遊山黒子衆SARUの記録

河童の道具箱 山道具屋として

高知岩と雪

 登山関係各メーカーの
来春夏物の情報が集まり始め
高知岩と雪の峰と作戦会議。


◆街の避難小屋
 「いや〜 参ったなぁ・・」
だよなぁ 悩みどころやなぁ。
 いま詳細は言えませんが
ショップは益々厳しい状況となりそう。



◆メーカー直営の昨今
 ところでこの新作どう?
「いや そのメーカーは
  問屋で取り扱えなくなったんすよ」
                 
そもそも日本の流通は
問屋を介するものが主でしたが
ネット通販社会になってから
メーカー直販売が増えてきた。
                         
「メーカー直売しかない
  限定アイテムまで登場するし」
そうやね利益率高いし
消費税までプールできるもねぇ



◆山道具屋の役割
 2014年山岳遭難は全国で2,293件
遭難者2,794人うち死者・行方不明者は311人
単独の登山者は死者・不明者190人で全体の61%を占める。
 (ちなみに交通事故死亡者は4,113人)
                   
件数、人数ともに3年連続で増加し
統計の残る1961年以降で最多となった。
(災害として御嶽山での被災者は含まれていない)



 私は日本の登山文化と安全は
その人に合う道具をきちんと選び
適切なアドバイスが出来る
山道具屋が支えてきたと思っている。


                   


  登山靴穿きて歩幅の決まりけり  後藤比奈夫