猿板

遊山黒子衆SARUの記録

和宏さんの花巡礼「ケヤキ平」 この森の主

D3300

 「河童ちゃん
    あった!あった!!」
 tochikoが買ったばかりの
カメラを投げ出し私を呼ぶ。


◆木の子
 間違いないマスタケやね。
ちょっと旬は過ぎちゅうけんど
若いところをもらっていくか d(^_^)



◆核心へ
 この森のヤブレガサは大きい。
それは森が深い証であると思う。
「tochikoさん この赤いものは何ですか?」
      「カナちゃん それは栃の越冬芽で」



そう。もうすぐこの森の最深部
この森の主が皆を待っている。
                      
◆堂々と生きること
 「やっぱり大きいわぁ」
樹齢600年を超えるという巨木は


                        

この山にどっしり根を下ろし
堂々と生きる「猪伏の大トチ」


               
 永い年月の風雪を
その身に刻む姿は美しい。


  


                               空の音空にて消ゆる栃の花  正木ゆう子