猿板

遊山黒子衆SARUの記録

和宏さんの花巡礼「ケヤキ平」 石灰の台地

天狗高原から

 「風が気持ちいいね」
時々陽が差す薄曇りの空に
カッコウの鳴き声が森から響く。


◆土佐の山間から
 天狗ノ森駐車場からは
遙か彼方の海まで続く
山々の重なりが眼下に広がる。
 これこそ山国土佐の風景。



◆人が造った風景
 今人気の土佐和牛がのんびり歩く
ここは標高1,000mを越える石灰の峰
日本最大のカルスト台地天狗高原」。
                      
かつてブナ林に覆われていた山域は
古くから人が関わり続け今は高原となり
一本5億円金属疲労10年とも言われる
この風車が10年後も稼働しているのか?



 「石鎚山も綺麗に見えゆうで」
野焼きや放牧は地域の負担が主だが
補助金や電気料金で全く関係ない国民に
負担を強いるのはどうかと思うなぁ。


                       
◆地球が造った風景
 今日はのケヤキ平へ
SARUの募集に飛び込んできた
カナちゃんと共に分け入りました。


                         
ブナ達と生きる命が芽吹く
ここは植物たちの聖地。



この山域の原風景に生きる
森の精霊に会いに行こう。


               


  郭公の声のしづくのいつまでも  草間時彦