「桜」の名の語源は
「咲く」に複数を意味する
「ら」を加えたものとされる。
◆雪解けの水
仁淀川を遡り故郷の咲くらへ。
「川が随分濁っちゅうねぇ」
雪解け増水やろう。
四国山地の冬も終わりやね。
◆川の咲くら
仁淀川を追ってR439に入り
先週末お昼を食べた
旧池川町の河川敷の桜は
すでに見頃は過ぎていました。
ここは晴れていたら
仁淀ブルーを背景に咲く桜を
楽しむことが出来る穴場なのですが
これが今日の一期一会なのでしょう。
◆空の咲くら
桜に埋もれる様に佇む
旧吾川村の山間集落桜地区には
数々の全国紙の表紙を飾った
樹齢約500年のウバ彼岸桜が生きている。
「河童ちゃん
盛りは過ぎちゅうねぇ」
そうやね。
パッと咲いてパッと散る
桜はほんとに潔いねぇ。
年々寂しくなる集落を
「桜があるから来てくれる」と
「桜」と名付け共に生きてきた
老人がいつか私に語ってくれました。
おばちゃん 美味しかったで
「ありがとう。また来てよ」
イベントや「ゆるキャラ」が人気な昨今
桜見物にこの地を訪れる人は
年々減っている様に思う。
イベントなどが次世代に継ぐ文化か?
まあそれも時代の変化なのだろう。
さまざまのこと思ひ出す桜かな 芭蕉