猿板

遊山黒子衆SARUの記録

咲くら遊山2015 吾川の桜

咲くら2015

 「桜」の名の語源は
「咲く」に複数を意味する
「ら」を加えたものとされる。


◆雪解けの水
 仁淀川を遡り故郷の咲くらへ。
「川が随分濁っちゅうねぇ」
 雪解け増水やろう。
四国山地の冬も終わりやね。



◆川の咲くら
 仁淀川を追ってR439に入り
先週末お昼を食べた
旧池川町の河川敷の桜は
すでに見頃は過ぎていました。



ここは晴れていたら
仁淀ブルーを背景に咲く桜を
楽しむことが出来る穴場なのですが
これが今日の一期一会なのでしょう。
                        
◆空の咲くら
 桜に埋もれる様に佇む
旧吾川村の山間集落桜地区には
数々の全国紙の表紙を飾った
樹齢約500年のウバ彼岸桜が生きている。



「河童ちゃん
  盛りは過ぎちゅうねぇ」
                  
 そうやね。
パッと咲いてパッと散る
桜はほんとに潔いねぇ。
                          
 年々寂しくなる集落を
「桜があるから来てくれる」と
「桜」と名付け共に生きてきた
老人がいつか私に語ってくれました。
                    
 おばちゃん 美味しかったで
   「ありがとう。また来てよ」



イベントや「ゆるキャラ」が人気な昨今
桜見物にこの地を訪れる人は
年々減っている様に思う。


             
 イベントなどが次世代に継ぐ文化か?
まあそれも時代の変化なのだろう。


                          


  さまざまのこと思ひ出す桜かな  芭蕉