猿板

遊山黒子衆SARUの記録

SARUの年納め遊山 静かなこと

足運び

 今の山神様は2代目。
半世紀山を歩いた長靴歩きは
全く無駄な力が入っていない
美しく見事な足裁きでした。
ナンバ歩き
 小股のすり足で腕は殆ど振らず
振る場合は同じ側の手足を同時に出し
身体を殆ど捻ることのない歩き方は
日本人が忘れ去ったものだと感じました。

 えっ!山神さま・・・
携帯を車に忘れたって・・(苦笑)


                
◆荷上げること
 「楽しみながら
    ゆっくり行こうや」
3代目がスタッフに声をかける。



私は昔10年ほど山小屋に関わり
冬期の山小屋維持を体験しました。
                    

そこで感じた登山者を迎えるため
登山者には語らない苦労と責任を
後ろ姿を観て思い出していました。
                        

◆笹原に出ること


 一旦森を抜け笹原に出る。


                   
笹が埋まった登山道は50cm位
かさを増していたでしょうか。



 「おぉ 次郎も真っ白じゃぁ」
そうですね。格好いいですね。


                


  山の背に雲みな白し年の果  原裕