猿板

遊山黒子衆SARUの記録

剱山の冬枯れ遊山 目覚め

サボった朝

「小屋締めまでに
   あと何回行けるろう?」
そんな和宏さんと共に
仕事をさぼって剱山へ。
◆朝霧の中で
「私は今期15回
  行っちゅうがやき」
と子供のように笑う和宏さん
 いやいや恐れ入りました。

国道から観る祖谷の里は
今が盛りの紅葉に明るい朝霧を纏う
これはどうも雲海の様ですね。
                    
◆朝陽射す
 登山口付近で雲の上に出る。
歩き始めの身体に朝の空気が心地よい。



枝が醸し出す幻想的な風景。
この時期ならではのものですね。
                  
◆落葉道
 森はまた冬の眠りについた。
もうすぐ白い妖精が天から降りて
森を白と黒の世界にかえる。

 秋に野山を染めた紅葉も
冬に入ると散るいっぽうである。
しかしその散り敷いた枯葉もまた美しい。
          
そしてこの落葉道の風景は
冬が訪れる前の一期一会のもの
私はこの時が紅葉より美しいと感じます。


                     


  毎日が去る日ばかりや散紅葉  百合山羽公