猿板

遊山黒子衆SARUの記録

河童の日々遊山 単独行

単独行

 誰とも話すことなく
ただ自然を見て聞いて感じている。
ひとりで山に入ってゆくことは
歩く座禅のようなものだと思う。
◆自然に学ぶ
 四方を海に囲まれた日本には
世界一美しい四季の変化があり
私達の祖先はその変化を観察し
学び知恵を培ってきたのだと思う。

◆知恵を養う
 今年も3人の日本人が
ノーベル物理学賞を受賞した。
今回の「物性」は日本の得意分野で
物理学は自然観察が基となります。
             
仕事でも「発想」を得るためには
パソコンとにらめっこするより
脳を緩める事が大切だと言われ
野遊びもその一つと思います。

◆心を継ぐ
 星の王子様の作者
サン・テグジュペリ
「大地が万巻の書より多くを教える」
と書き残している。
              
たとえば日本の発展を支えた子供は
教科書より自然から多くの事を学び
賢くなった様に思う。

そんな日本人には
この島国で自然に逆らうことなく
寄生し生きてきた遺伝子が
今も生きているのでしょう。


             


  野あそびの土つけてこの日暮美し  山上樹実雄