猿板

遊山黒子衆SARUの記録

河童の日々遊山 ババグーリの春から夏へ

ババグーリの春から夏へ

  本格的な衣替えの
 季節がやってきました。
 今年もババグーリで
 この季節を楽しんでください。
◆スタイルのこと
 私は自分ではない他の人の
価値観に接する事が好きです。
その最も解りやすいものの一つが
身に纏うものだと感じています。

 流行に左右されず
値段で決めることなく
生き方が見える服を着る人が
私にはとても魅力的に見えるのです。
                 
◆素材のこと
 私達は山で化繊を着ているせいか
街にいるときは自然素材を着ていたい。
化繊も化石燃料なので自然素材ですが
草や動物が造ってくれる感触が好きなんです。

冬は体温が下がると生きて行けない
昆虫を含む動物達が造る素材
ウールやシルクが保温性があって良い。
              
夏は体温を持たない植物が造る
木綿や麻などが涼しくて良い。



◆つくり手のこと
 そしてその命と対話が出来る
職人さん達の顔が見えるものを
いつも身に纏っていたい。
 「河童ちゃん これ良いね!」
         
 私達夫婦は
ただそれだけの価値観なのです。
つくり手様いつも感謝しています。
 ありがとうございます。


                           


  他所(よそ)ゆきの体通して春の服  中原道夫