猿板

遊山黒子衆SARUの記録

和宏さんの花巡礼「花冷遊山」 雪を被る

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 暗く単調な植林を抜け
石積だけ残る炭焼跡がある
明るい雑木林に出ました。
◆ここに至ること
 「どうも ここら辺やね」
一面真っ白い雪面になっても
今まで私達が培った経験が
ここに居るよと教えてくれました。

◆ここで生きていること
 「こんな岩の縁とか・・・」
「木の根元も好きながよぉ・・」
遺跡発掘のように慎重に
雪の下を探る和宏さんとtochiko。

 「おった!おった!」


雪に埋もれていましたが
福寿草は花期真っ盛りの様でした。



日本列島は地球上の位置も
大陸からの距離も程良かった様で
多くの外来種が生き長らえています。


                 
たとえばこの福寿草の様に
複雑な地形に深く入り込み
ひっそり生きて来た種もあります。


 「健気やね 生きちゅうがやね」


                          
◆ここで学ぶこと
 「撮し終わったら
   また埋めてあげようね」
雪は冷たいだけのものではなく
寒風から植物を守る役割もする。


 「いい風景に出会えたね」


                       


 tochikoそうやね
私達も頑張らんとね。


          


  我が雪と思へばかろし笠の上  其角