猿板

遊山黒子衆SARUの記録

初冬の笹ヶ峰遊山 下山

下山

 「近ごろ“下山”が
  あらためて大事と思うのです。
  この日も下山しながら
  見えるものがいっぱいありました。」
◆帰らぬ日々
 ろくべえさん。同感です。
私もここから先代と共に下山して
見えてきた風景が沢山あります。

◆雪色の花
 あの日々私達の荷揚げを
見守ってくれていたブナの大木。



私はこの老木が大好きで
いつも根元でひと休みしていた
それも私とtochikoだけの風景。


                        
 そんな夢のような日々は
もう二度と帰って来ません。
でもその記憶は心の肥やしとなり
いま私達の山道に花を咲かせています。
      
◆帰り道
 いつも帰りに立ち寄った
小さい直販所を訪れました。

 「今日で今年は終わりやけど
   来年の3月からまたやるきね」


 「おでんも安うしちゅうで」
            
 tochikoおでんも
全部こうて帰ろうや(笑)


  おばちゃんまた来るき
 良いお年をお迎え下さい。


            


  地の涯に倖せありと来しが雪  細谷源二