母が来年の遺伝子を蓄える。
またこの小さな種の一粒一粒が
お天道様の力を蓄え実りをもたらせる。
◆野良仕事
檮原に帰れるだけで嬉しい。
そんな有り難い仲間達は
今年も母を助けてくれました。
◆大豆の脱穀
今回は秋の収穫のお仕事
大豆の脱穀作業でした。
まずは母が見本を見せる。
サヤから豆をたたき出して
振るいに掛けてサヤを取る。
◆昭和の道具
ここで登場するのが
60年以上は使っていると言う
「唐箕」という古い農機具です。
唐箕は穀物の殻などを除去する道具。
内部の翼車を回転させ風を起こしながら
上部の漏斗から穀物を落下させると
比重の軽いサヤなど雑物が飛ばされ選別される。
◆大地と人が造るもの
ここの農作業は全てが手仕事。
母は機械では豆が駄目になると言う。
「これを体験すると
一粒一粒が勿体ないと思うよ」
土作りから始まり天日干した大豆は
原料から100%手作りの味噌などに変わる。
「そりゃ〜ぁ美味いはずだよ!」
どんな加工食品を作ろうとも
「本物」に勝るものは出来ない事を
私達は確かにここで体験しています。
雨に間に合って良かったね。 母ちゃん(^o^)
競ひゐし脱穀音の一つ熄む 右城暮石