猿板

遊山黒子衆SARUの記録

お歳暮の遊山 なごり

剱山へ

 tochikoの仕事が一段落した週末。
和宏さんの今年20回目になると言う
剱山への山行に同行しました。
 これはもう巡礼の域ですね(笑)
◆流れの中へ
 山を染めていた紅葉は里に下り
四国三郎吉野川の川面に流れ込み
これから大海を目指すのでしょう。

◆季節の移ろい
 剱山に向かう国道から見る
祖谷の里の紅葉は今が盛りでしょうが


          
今年の紅葉は
こちらも淡い風景でした。



でも朝靄を纏う
この色合いも美しい。


                
◆残花巡礼
 やがて姿を現した剱山の森は
冬枯れた風景に残る紅葉が
残花が咲くようで美しかった。


   桜が咲いていない時に
  (別の光景が見える)
  別の季節に行ってみても
  いいのかなあと思うようになった。


                     


   散り始めた以降の光景見る
  なんとも豊かな気持ちになれる
  満開の時とは違って人のざわめきはない。
             = 黒田杏子(俳人)=





     いつせいに残花といへどふぶきけり  黒田杏子