猿板

遊山黒子衆SARUの記録

三連休遊山「三嶺」 稜線のこと

防鹿柵の中

 三嶺を目の前に据えるカヤハゲの
頂上付近に林野庁NPOが設置した
笹原回復のための防鹿柵の中には
大量のススキが風に揺られていました。
◆現象を見て源流を見ないこと
 人里などで広く群生するススキは
やや乾燥した日当たりの良い場を好みます。
多くの善良なボランティアの誠意と血税
無駄にならぬよう指導者にお願いしたい。

◆今年の風景
 どっしりと目の前に座る三嶺
その裾野の森は大雨の後なのに
どことなく乾いた様に感じます。
               

標高1,500mを越える稜線の木々は
色づいたものもありますが
いつもと比べ葉が少ない様に感じます。

今年は紅葉する前に枯れて
落葉するものが多いようです。
でもこれも少雨だった今年の風景でしょう。
              
◆女神の庭
 女神を護る天狗様の岩から上は
躑躅と笹が根を張る山頂部となり
躑躅は秋色に染まり始めています。

足下には厳しい環境に生きる小さな命が
今年最後の花を咲かせていました。
          
 山頂は北からの風の中にあり
女神の庭の笹に浮かぶ珊瑚礁
赤く染まり始めていました。

                  
◆帰り道
 でもその紅葉は八分ぐらい
見ごろは来週位でしょう。



今日の心は満腹となりました
紅葉と共に街に下ろうか。
             
でもその前にお昼をいただいて
一眠りして帰ろうっと(嬉々



                           御仏をふかく蔵して紅葉晴  今瀬剛一