猿板

遊山黒子衆SARUの記録

雨の日の剱遊山 一期一会

山神さま

 ちょうど日没を迎える頃
奇跡の様な風景が現れました。
それは雨の中を訪れた者への
山神さまのご褒美なのでしょう。
◆変化の時
 眺望は諦めていたので喜びも一入。
泊まり客もスタッフも表に飛び出し
皆それぞれ歓声を上げていました。

◆神の風景
 雨を強いて登らないと
この風景に出会うことは出来ない。
人生って好奇心を持って
行動した者の勝ちだと思います。

刻々と姿と色を変える
山と水が織りなす音のないショー。


              
 「河童ちゃん。今週末は
  この風景に会いに来たんだよね。」


 そうだね。 そのとおりだと思うよ。



◆遊山の道
 日曜は朝から雨が降っていました
でも急いで暑い街に帰る理由はありません。
遅い朝食を頂いてのんびり帰ろうや。

 秋といえば秋晴れを連想しますが
雨の多い季節でもあります。
秋の雨と言えばは古くから
もの寂しいとして詠まれてきました。
                    
でも私たち人には道具があり
また日本人は雨も美しいものとして
楽しんできたと思います。

 天気予報で一喜一憂するでなく
じゃあどうやって楽しもうかと
知恵と経験を活かすことこそ
物見遊山の極意だと思っています。


                         松の葉の地に立ちならぶ秋の雨  丈草