猿板

遊山黒子衆SARUの記録

子猿と普賢さま 木霊の祭

ケンジさん

 「よう来てくれたのぉ。」
満面の笑顔が子猿を迎える。
ケンジさんは地元の猟師さんで
私の山の師匠でもあります。
◆仏様を祭る
 高知県最深集落の一つ「明賀」には
宝永5年(1708)建立とされる普賢堂があり
旧暦6月23日の晩に夏祭りが行われます。

◆木霊と踊る
 踊り好きだと信じる普賢様のもとに
今年も多くの里を出た人たちも集い



                
夜遅くまでそれはそれは楽しそうに踊り
私たちも毎年寄せて頂いています。



                      


 そんな日本で最も深いところで
私たちを待っていてくれる澄んだ瞳は
この山に生きる木霊の様に感じています。





                                  いくたびも月にのけぞる踊かな  加藤三七子