猿板

遊山黒子衆SARUの記録

4月の家から遊山 青空笑う

葉桜を見上げる

 「すっかり葉桜になったね」
近所の桜の若葉が輝いて見える
台風のような雨が去った日曜日
tochikoと家から遊山に出かけました。
◆雨上がりの朝
 爆弾低気圧が去っても
まだ残る強い風が春霞を吹き飛ばし
高知市内は真澄の空が広がります。

◆山の便り届く
 朝日に輝く鏡川に沿って
家から鷲尾山を目指し歩いていると
剣山に向かった猟師Kさんから
携帯電話に連絡がありました。

「河童ちゃん。こっちは土砂降りや
 待っても止む様子はないき帰りゆうが」
剣山の方向を観れば
まだ厚い雲が流れています。
          
 爆弾低気圧の雲をも受け止め
我が国土佐に晴天をもたらす
四国山地とは偉大なものです。

◆天満様を抜けて
 鏡川を渡り高知市の裏山へ。
高知市の南には「南嶺」と言われる
太平洋と隔てる山並みが横たわっています。

その入り口を護るようにある
天満宮の楠も新緑に輝いています。


          
 さあ楼門を抜ければ
アスファルト歩きが終わり
南嶺の山道が始まります。



                           葉桜の中の無数の空さわぐ  篠原梵