猿板

遊山黒子衆SARUの記録

さくら咲く

仁淀川を渡る

 故郷仁淀の桜が咲き始めたと
仁淀川町から便りがありました。
雨の休日は特に用事もないので
週末の下見に出かける事にしました。
◆道に咲く
 仁淀川に沿って走るR33沿いの
切り立った斜面にも桜が咲き始め
改めて桜の多い国だと実感します。

◆名に咲く
 目指したのは「ひょうたん桜」
樹齢約500年の老木が生きる
桜と言う名の集落にあがる町道
昼も薄暗い人工林を縫って進みます。

3kmも走れば一気に視野が開け
桜と名が付いた集落が現れます。



◆雨に咲く
 まだ5分咲きで雨が降る休日は
いつも混雑する桜の名所も静寂の中にあり



一年ぶりに会う桜も
濃い霧を纏っていました。


               


でも山間集落に生きる老いた桜は
青空に咲いた姿も美しいものですが
霧を纏う姿も中々風情ありですね。



 

                                  光陰のやがて淡墨(うすずみ)桜かな  岸田稚魚