猿板

遊山黒子衆SARUの記録

初春の五山所道遊山 雛祭

頂へ

 ひたすら真っ直ぐ延びる
きつい勾配の参道の終わりが
やっと見えてきました。
◆信仰の力
 宝暦年間(1751〜64)
山伏により上げられた
山頂にある韮生山祇神社には
いつ来ても感動を覚えます。

◆韮生山祇神社
 「不思議な山ですねぇ」
私達が初めて来た時も
同じ様な事を感じました。

これこそ自然に頭を垂れ
自然に即して生きて来た
先人達の信仰心が残したもの。
            
それは利便性だけ追い求めた
私達が忘れ去ってしまった
人間が本来持つ力だと思っています。
 「西熊は荒れてる様ですね」

◆山上の宴
 このお付き合いは何年になるんだろう?
でも本当はそんなに長くないんですよね。



そんな時を感じさせない
ご縁とは不思議なものですね。



 さあ明日は女性の祭りの日。
ろくべえさんと私とで荷上げた
隠し球でお祝いしましょう(笑)


 雛さま達ありがとぉ〜♪ (^0^)/


            
◆帰り道
 数百年もここに座り
里人の幸を祈り続ける仏様は
今日も私達を笑って見送って下さる。


そんな埋もれてしまった時と
ここで出会う事が出来ることは
とてもありがたい事だと思います。


 如来さま。 また帰って来ますから。



                              天平のをとめぞ立てる雛かな  水原秋櫻子