猿板

遊山黒子衆SARUの記録

河童の日々遊山 sense of wonder

お気に入り

 毎朝、味噌汁を頂き
山にも持ち込む輪島漆の椀も
次第に色も風合いも変化し
良い感じになってきました。
◆日本人の道
 陶器や漆器を長く使い
変化する過程を愛でる事を
先人は「器を育てる」と言った。
 それは日本人らしい感性だと思う。

◆私の歩む道
 私が20年以上通う山域も
歩く毎に新たな風景が見えてきて
未だに飽きることはありません。
     
でも何歳まで山に通うことが出来るか?
これからの自分の人生を考えたとき
 たとえばあと幾度冬と遊べるのか?
自ずと残る回数が見えて来ます。

◆遊山の道
 私はこの年になって
新しい世界を広げるより
狭くともより深く自然に分け入り
これまで培ったものを育てたい。
     
 だからこれからも
仲間達と共に同じ山に通い
自らのセンス・オブ・ワンダーを磨き
この日記に記録して行きたいと思っています。


                               松過の又も光陰矢の如く   高浜虚子