猿板

遊山黒子衆SARUの記録

のべの山と四国遊山 承

白髪山を後にして

 「コースタイムで行けそうやね」
当初厳しい様なら三嶺の手前にある
カヤハゲにビバーグの予定でしたが
今日は素直に登らせてくれそうです。
◆SARUのかたち
 山の機嫌を伺い行動する。
それが私たちSARUのスタイル。
如何なる時でも全力で向かい
目的を絞り装備を削る事はありません。

◆白髪分岐
 剣山系の南端となる白髪山を後に
主稜線にある縦走路を目指す。



下からは観る事は出来ない稜線には
まだたっぷり雪が残る箇所があります。



縦走路と合流する白髪分岐に着いた時
待ってくれていたように空が開いた。



              
◆カヤハゲ(東熊山)へ
 避難小屋で昼食を頂き
再び縦走路を歩み始めた時
目指す三嶺が姿を現しました。

              
 鹿の移動により草原状になった
カヤハゲは雪を失い寒気を受け
土壌は凍結し滑り止めは必要ですね。

三嶺を目指す
 カヤハゲの頂に立てば
三嶺はもうワンピッチ。



 「太平洋が見えゆうで!」
tochikoが嬉しそうに声を上げる。



そんな久しぶりの三嶺を目の前に
少女のようにはしゃぐtochikoを
女神様も笑っていらっしゃいます。



                         身も透くやただ一望の冬の海  中村苑子