寒気の動きに翻弄された三連休。
ワンチャンスとみた日曜日に
和宏さんと四国山地に分け入りました。
◆初冬の風景
「河童ちゃん、雪ないねぇ〜。」
四国山地の最深部のひとつ
徳島県祖谷の集落は朝を迎え
里を囲む山々は初冬の風景でした。
四国の山は一回の雨で雪が無くなる
でもこれで山は地に残る地熱を失い
これから本格的な積雪期を迎えます。
「葉っぱを湿らせて行こぉ〜と（笑）」
◆祖谷の国見山
この日訪れた祖谷の国見山は
隠里を守る峠に聳える独立峰で
頂から見る遮るもののない眺望が
その名の由来とも言われています。
1,400mへ続く登山道の始まりは
昨日来の雨で雪がすっかり無くなり
冬の枯れた風景の中にありました。
◆植林帯を登る
四国は大概植林帯に登山口があり
この山の特徴は真っ直ぐのびた
防火帯を行くきつい登り。
息が弾み体がほぐれた頃
北風受ける東西に延びた尾根に出る。
そしてここからはブナの世界となります。
初冬の木をのぼりゆく水のかげ 長谷川双魚
