猿板

遊山黒子衆SARUの記録

カンカケ谷の独り遊山 晩秋の森のこと

お地蔵さま

 お地蔵さま。お早うございます。
久しぶりの単独山行となった週末は
ずっと気になっていた谷ルートの様子を
雪が降る前に見に行くことにしました。
◆清流いずる森
 物部川の支流「上韮生川」は
その源を剣山系西熊山(1,815m)に発し
深い奥物部の森から出流その清流は
物部水系一の水質と言われています。

◆秋の終わり
 tochikoが里の用事で不在の週末は
20年間通い続けた奥物部の森にある
カンガケ谷を遡り西熊山を目指しました。

その始まりとなる標高1,000mにある
堂床野営場は紅葉の盛りを迎え
この森の紅葉の終わりを告げています。

◆カンガケ谷の錦色
 八丁分岐を越え
人工林から自然林に入れば
落葉した木々の向こうに
女神三嶺が姿を見せる。


深いカンガケ谷に遅い朝日が差し



光を透かす紅葉が光り始め
木々のシルエットを浮かび上げる。


                  

◆紅葉を浮かべ
 その鮮やかな彩りの中に
清流カンガケ谷は静かにあり


鏡の様な水面に最後の紅葉を浮かべ
大海を目指し流れていました。



                                   御仏をふかく蔵して紅葉晴  今瀬剛一