猿板

遊山黒子衆SARUの記録

和宏さんの花巡礼「月光の花」 雲の中

夜明けの高知道

 2012年立秋の日。
月光色を纏った花
キレンゲショウマを求めて
徳島県剣山に向かっています。
◆夜明けのこと
 南西にいる台風がもたらす
海からの温かく湿った空気は
山と出会い白い雲となっています。

◆集うこと
 和宏さんとkaturakoさんとの
毎年恒例の花巡礼の始まりに
和宏さんが何やら携帯でやり取り。
「おはようございま〜す!」


徳島のシゲさんご夫婦も合流となり
今回も賑やかな遊山となりそうです(嬉々)



◆天涯の花のこと
 徳島新聞に1996年8月25日から
1997年2月23日まで連載された
宮尾登美子の小説『天涯の花』

剣神社宮司の養女となり巫女になった
養護施設で育った無垢な少女
珠子の成長が描かれた小説で
主役となった花がキレンゲショウマ。

◆夏の雲のこと
 西島リフト駅まで登れば
目の前に剣山が現れますが
今日も頂は夏の雲の中にありました。

 「花を撮るには良いかもね」
雲の中の空気も涼しく
月光色の花の背景には
ちょうど良いかも知れませんね。
   立秋と聞けば心も添ふ如く  稲畑汀子