土石流痕に進路を絶たれ
三嶺登頂を諦めた私達は
ヌル谷で昼を摂る事にしました。
◆種子は休眠すること
ブナやミズナラなどは
土壌の窒素がないと育たないため
この森はリセットするのだろう。
しかしいつか空中窒素固定能力を持つ
根粒菌が共生する先駆植物が生え
(合歓やリョウブなど)
森を再生して行くのだろうが
休眠した植物の遺伝子がその時を迎える
調和のとれた森に還るのは
私が生きている間では到底無理な話だろう。
◆毛を失った猿であること
もうこの古い峠道を使って
三嶺に登る事は無いのかもしれない。
今この森では源流に目を向けず
何の反省もしない行政とNPOが
また血税を使い
何の罪もない鹿達に銃口を向けている。
でも鹿の遺伝子は休眠しないし
決して鳥が運んで来ることもない。
自然から生まれた人が植林するのも
自然現象なのかも知れないが
人はどこまで業の深い生き物なのか
こん畜生っ!!