猿板

遊山黒子衆SARUの記録

tochikoな里帰り 小さな棚田のこと

棚田の風景

 今年も実家の水田に
早苗が揺れる季節が来ました。
母が土作りに汗を流した小さな 水田は
山から引いた冷たい水で潤されていました。

☆自然と共に暮らすこと
「そろそろ草が生えて気になっちょったがよ」

 なるべくなら除草剤を使いたくない。
一時は合鴨も考えたけど、
水田に住む生き物は
すべて食べられてしまうから嫌だという。

                    = サワガニ =
 稲作の行程の中で
最も重労働と言われる草取りに
今年は食うちゃんときぬさんが
合鴨隊に加わってくれるという。
有り難いことです。

 今では歴史民俗資料館でしか
見ることが出来なくなった
手押し除草機だってまだまだ現役です。
 


☆それいけ合鴨隊!
 都会っこの食うちゃんは
水田に入ることも初めてという
「足が抜けない〜〜って」
ルンバの草取りバージョンあったらいいなぁ♪
商品開発待ってますヨ*⌒▽⌒*


 河童はとにかく力任せ。
ブルドーザーのようにがりがり進んで行きますが
あのう・・稲が倒れてますけど(;゜ロ゜)


 最後までつきあってくれたきぬさんは
稲を愛おしむように丁寧に根気よく
隅々まで歩いてくれました。

 一歩進むごとにボコボコと酸素が入る音がする。
ぬかるんでいた水が入れ替わるのもわかる。
これで丈夫な稲株になり
美味しいお米に育つと母は言います。

アカハライモリやアメンボウや小さな昆虫が
さっきより元気に動き回っている

                    = アカハライモリ

 忙しいと言う字のように
心を亡くしていた自分が
故郷の自然や沢山の愛で
自分を取り戻せたような休日でした。
 いっちょあがり(^Д^)V 
「田んぼには何回入ってもえいがで〜」と母。 ヲイッ(・ω・)

  みんな ありがとうね〜。
 あったか高知で待ちゆうき!

 
                         浮み出て底に影あるゐもりかな  高浜虚子