猿板

遊山黒子衆SARUの記録

八田さんの自家旅「皿ヶ峰」 山毛欅のこと

道祖神

「いい顔をしていらっしゃる。」
皿ヶ峰の山腹にある苔むした仏様が
この道が古から続く事を語ってくれます。
◆気持ちの良い森
 市街地から1時間足らずで
この様な自然林に飛び込めること。
それはとても贅沢な事なのでしょうね。
 「あぁ〜気持ち良い〜♪」

◆森の木霊達
 1,200m前後に連なる稜線には
山毛欅の大木達が生きています。

その木陰に護られた木霊達は
元気に夏の訪れを歌い

 
 ツクバネソウ
               ドウダンツツジ

 カマツカ                      ハナイカダ
山麓からわき上がる冷たい霧は
この森の深さを教えてくれます。

◆自家製の口福
今日は上林峠から陳ヶ森を経て
標高1,284m「うなめご」まで歩きました。

八ちゃんがマイナーと言う小さな頂には
この日も大型バスが訪れていた
竜神平にはない静寂がありました。
                
 「さて、お昼にしようか。」
八ちゃんは自家製の玄米弁当。
私達は・・・ たまには良いじゃない(苦笑)

◆自家製の旅
 帰り道には木漏れ日が射す。
 「地下足袋って良いわぁ。
   日本人って凄いと思うよ。」

そんな嬉しそうに地下足袋履いた
我流な八ちゃんの「自家旅」を
 また一緒に歩こうね!
    青嶺あり青嶺をめざす道があり  大串章