猿板

遊山黒子衆SARUの記録

tochikoな山歩き はなむしろ

森の主の元へ

 春の繁忙期を無事終えて
ようやく一息つきました。
久々の山行に河童が選んでくれたのは
故郷の屋根四国カルストの大栃でした。
☆さあ行くよ!
 久しぶりの栃は
どんな顔で迎えてくれるのだろうか?
花は咲いているのか?
もう結実を初めているのだろうかと
歩きながら感じるふかふかの土の感触は
とても懐かしい感じがしました。

☆森のシャンデリア
 栃は沢山花を咲かせていました。
その大きな体の遙か上では
忙しそうに花粉を集める蜂の羽音が
微かに聞こえてきます。

 おや?可愛らしい娘さんに惹かれたのか
ハッシーの膝の上にマルハナバチが(..;)

 イギリスでは栃の花が咲く頃の日曜日を
チェストナッツ・サンデーと呼び
日本のお花見の様に花を愛でるとか。

 そっかぁ〜。
今日は栃の花吹雪を楽しむサンデー。
花筵で栃の花見だねー。
☆河童料理長
 河童が手際よくお昼を構えてる
大好物のえんどう御飯〜♪ (嬉々

「今日は二人のお疲れさん山行やき」
  ありがとうね。

☆花筵の上で
 薄紅の花に包まれて寝っ転がる
見上げると栃の木陰から射すお天道様と共に
はらはらと小さな花が落ちてくる。

 眠くないな・・って思っていたのに
いつの間にか眠りに誘われていました。
  蜂の羽音を子守歌に。。
     しづかにも大木の幹蜂離  山口誓子