猿板

遊山黒子衆SARUの記録

のろ山さんのヌル谷遊山 結

森の灯火

 夜のとばりが降りる
森の風景を眺める事が大好きです。
だから小屋を使わずにテントを張り
天気が良いときは野宿をします。
◆循環の中で
 雪が落とした薪を燃やす。
私達の目の前にある炎は
木々が蓄えてくれたお天道様。
そして煙は再び木々に還っていく。

◆森の口福
 初めての四国での山中泊を
気に入って頂いた様で安心しました。
 では、改めて 「いらっしゃい!」

noronoyamaさんの持ち寄りは
ご自宅で育ったお豆さん。

その嬉しいお気持ちに
森の幸ウワバミソウを添えて。
 口福、口福 (嬉々

◆木霊の夜
 焚火を肴にお酒もすすみ
どれだけ話をしたのだろう。

森の澄んだ空気と薪の香りに包まれて
今宵はテントの外で眠ることにしました。

街では得がたい深い眠りの中で
夜中に一度だけ目覚めた私を
森の木の葉の間から
星達が静かに覗いておりました。
   なめらかに煙伸びゆく焚火かな  阿波野青畝