食べるわけではないのに
虫を捕らえるテンナンショウ。
この仲間が多いサトイモ科の造形は
私の心を捕らえて放しません(笑)
◆目覚めの時
長笹谷を挟む林道から望む
奥物部の森は新緑色に輝く
春の目覚めを迎えていました。
◆錦色の春
その森は緑色だけでは無く
淡い赤や黄色に色づいたものがあり
これが「春の紅葉」と呼ばれる現象です。
秋になって冬眠に入る木々が
大切な緑の葉緑素を幹に仕舞い
残った色素の赤や黄色に色づくのが紅葉。
その逆で春に葉緑素を送る前に
葉を出す木々により淡い紅葉色に染まる。
それが春の紅葉と呼ばれる現象です。
◆変化の時
「雨上がりならもっと
綺麗なんだけどなぁ〜♪」
木々が色づく新緑も紅葉も
そして朝焼け夕焼けも変化の瞬間。
自然はその変化の瞬間に
美しい姿を見せてくれるものなのです。
夏山は目の薬なるしんじゆかな 季吟