猿板

遊山黒子衆SARUの記録

2012和宏花巡礼「森の小桜」 口福笑う

頂に着く

 雲一つ無い山頂に着いたものの
五月晴れの空でも眺望はもう一つ。
でもそれが春と言うものですよね。
◆春霞
 「霞」は春の季語。
春は大気の水分が増えるため
空の色や山谷など遠くのものが
霞んで見えることがあるものです。

◆小桜
 私達は森に咲く桜を求め
頂を後に再び森に下りました。

求めていた花は咲いていました。
でもこの花も盗掘により数を減らした
悲しい運命を持つ小さな命。

◆恵み
 和宏さんの春の口福は天ぷらです。
キスゴにウド、タラ、コシアブラ (嬉々

春の香りが口一杯に広がり
あさりの出汁が海を運ぶ。

お土産の土佐かまぼこと
自然をふりかけに飯盒飯も進みます。

そんな春の恵みは
暑い夏を乗り切る滋養に富む自然の恵み。
自然とは有り難いものですね。
    春なれや名もなき山の薄霞  芭蕉