吉野川に架かる大歩危橋を渡る。
2012年和宏さんの花巡礼は
春分の日でもまだ肌寒い日本三大秘境
阿波の「祖谷峡」から始まりました。
◆四国の最深部
平家の隠れ里として知られる祖谷の里。
その厳しい環境と共に生きてきた山間集落が
暦を分ける春の日差しに浮かび上がります。
◆寒峰に登る
春の始まりを告げる福寿草を求め
和宏さん猟師Kさん桂子さん歯医者さんと
寒々しい名を持つ阿波の「寒峰」を訪れました。
標高1,605mに向かう登山口から
しばらく続く殺風景な人工林に生きる
三椏はまだ固い蕾のままでした。
「咲いちゅうろうかねぇ・・・。」
◆枯れに咲く
毎年沢山咲いてくれる
登山道に沿った群生地に
辿り着いた私達の視野には
鮮やかな春の黄色は写りません。
「こっち、こっち!!」群生地から下った
和宏さんが呼ぶ場所に行ってみると
春を告げるパラボラアンテナが
人目を避ける様に広がっていました。
冬がれの里を見おろす峠かな 召波