旧の正月を迎える山里で
雨粒を纏い光る蝋梅の花に
日本の巡る季節を感じます。
◆山里のこと
土佐の北西最深部の一つ
高岡郡檮原町の最も深い処に
tochikoが産まれ育った
四万川の集落があります。
◆仲間の心のこと
ここまでご一緒してくれた
和宏さん、ろくべえさんご夫婦とは
今回ここでお別れでした。
「ありがとうございました!!」
そんな仲間達も持ち寄ってくれた
山の幸、海の幸で宴が始まります。
里の味噌造りに出向いていた
tochikoの母も帰ってきました。
◆日本の風景のこと
温かく豊かで静かな時が流れ
私達を包んでくれている気がします。
この自然と共に生きる人たちが
私の最愛の人を育ててくれた。
地位にも名誉にも縛られること無く
生きる全てを自然に委ね
糧を得てまた自然に帰す。
全てがここで完結する循環がある。
ここにはそんな昭和の以前から
脈々と受け継がれてきた暮らしと
世界一美しい風景が今も生きています。
手袋の手を振る軽き別れあり 池内友次郎