猿板

遊山黒子衆SARUの記録

和宏さんの初詣 山神さま

野菜天ぷらうどん

 1杯600円の野菜天ぷらうどん。
このヒュッテのおもてなしが
冷えた体と心を温めてくれます。
◆山神さまと
 私が山を歩きはじめた頃の
四国の小屋主達の多くは
交通網の発達などにより役割を終え
山を下りてしまいました。

しかし今でも山を守る新居さんは
四国で残った数少ない山神さまであり
新居さんに会うことが和宏さんの
初詣だと仰います。

◆帰り道
 初詣を終え下山の時が来る。
「今年も宜しくお願いします。」

白く丸まった次郎笈
三嶺が私達を見送ってくれました。
「今年の登山を見守って下さい。」

◆四国の冬のこと
「正月前に雪が背丈を超えよった。」
山神さまが語ってくれた四国の雪は
この時期八ヶ岳より多かったのかもしれません。

そんな今冬の四国の山々は
本気で冬をするつもりかもしれません。
  応々といへど敲くや雪の門  去来