猿板

遊山黒子衆SARUの記録

河童のうどん遍路 店じまい

手打ちうどん清麻呂

 15年前。私達がこの街に来てから
ずっと通った小さなうどん屋さんが
今年いっぱいで店じまいすることになりました。
手打ちうどん清麻呂
 十二月三一日をもって閉店致します。
 十六年間のお引き立て
 誠にありがとうございました。
  お客様        店主敬白

◆おもてなしの心
 ご主人が丁寧に打ち込んだ
うどんが持つ力みのない優しいコシ。
女将さんの鰹香る土佐のうどん出汁。

私が土佐で一番美味しいと感じた
清麻呂さんの手打ちうどん
私の大切な仲間たちも迎えてくれました。

◆お疲れ様でした
「もう疲れましたよ」
と笑顔で語るご主人。
いえいえ定年もありですよ。

私達をずっと楽しませてくれたご夫婦。
これからはご自身の人生を存分に楽しんで下さい。

そしてまたどこかでご縁があれば嬉しいです。
 15年間本当にありがとうございました。
  裸木となる太陽と話すため  高野ムツオ