私達が着いた山頂は
目の前でまだ霧氷が発達しそうな
風と霧の中にありました。
◆神の懐で
そんな山頂にいらっしゃる神様が
「まぁゆっくり休みなさい。」
と言っている様に私は感じました。
◆湯気の向こうに
頂上ヒュッテが管理する
避難小屋をお借りしてお昼にしました。
今日は、しげさんの初雪山登山。
そして新しい山仲間との忘年会です。
乾杯!!
寒い時は熱燗ですね。
冬の肴はウツボのたたき。
山で体を温めるにはご飯が一番。
そして私の大好物の湯豆腐があれば
もう何もいりません。
そんな湯気の向こうに笑顔が見える。
だって湯気を立てられる生き物って
この地球上に人間しかいないですものね。
湯豆腐にうつくしき火の廻りけり 萩原麦草
◆帰り道
そんな楽しい山の一時から下界に帰るとき
お酒を召されない和宏さんに甘え
すっかり酔ってしまった馬鹿で呑兵衛な妖怪は
かなり雪に遊ばれていましたとさ m(_ _)m
◆湯けむり
冬山の楽しみの一つは帰り道の温泉。
今回はつるぎ町の木綿麻温泉に立ち寄りました。
里山を望む小さい露天風呂を備えた
里人のおもてなしが心まで温めてくれます。
「さぁ、来年はどこに行こうかねぇ〜 河童ちゃん。」
初雪や仏と少し昼の酒 星野椿