猿板

遊山黒子衆SARUの記録

雨上がりのつらつら山 共に待つ時

オカメ避難小屋

 今回は荒れるだろう稜線を避けて
オカメ岩避難小屋のお世話になりました。
たまには小屋泊りもいいでしょう(笑)
◆守られたこと
 長い急登を終え稜線直下の森に辿り着いた時
ポツポツと雨が降り始めました。
どうやら今回も山神様に助けられたようです(笑)

◆心寄せること
 長年共に歩いたバーナーに火を熾し
ここまで持ち上げたBEERで乾杯。
私はこの瞬間この上ない安堵感を覚えます。

ザックから食材を出し飯盒で飯を焚く。
山の料理は仲間で持ち寄るもの。

そして料理は頭の体操だと思っています。
特に限られた道具で行う山での料理は
その人が持つ知恵と経験が光ります。


◆期待すること
 稜線から聞こえる風の音が変わり
降り続く雨に雪が交じりはじめました。

明日は変化の瞬間が期待できそうです。

                          湯気立てゝひそかなる夜の移りゆく  清原枴堂