猿板

遊山黒子衆SARUの記録

雨の日のつらつら山 文化のこと

海辺の美術館

 私の讃岐路での居場所の一つが
今回のつらつら山にありました(嬉々
◆海辺の美術館
 香川県坂出市東山魁夷の祖父の出身。
そんなご縁でご遺族から作品の寄贈を受け
東山魁夷せとうち美術館が整備されました。

◆私の先生
 私は日本画が大好きです。
その繊細かつ大胆な構図は
ファインダーの中で決める風景の
よい手本となっています。
 = 雲立つ嶺 =
                 = 曙 = 
 = 行く秋 =
世界で最も厳しい冬がある島国で
その四季の変化に美を見いだし
逆らうことなく生きて来た先人。

そんな遺伝子を子孫にきちんと伝え
大切にして行きたいものですね。

◆桜ショップ
 最後に立ち寄った
小さいギャラリーで驚きました。

自然の花の造形を陶器で表現する。
私が感性の揺らぎを感じた陶芸家
杉浦康益さんは私達に語ってくれました。

「政府はもっと日本の優れた文化を
 世界に発信しなくてはならない。」

「経済大国」はもういい。
日本は「世界一の文化大国」を目指すべきだと
私はこの時確かに感じました。

                       茶の花のするすると雨流しをり  波多野爽波